セッケル症候群という珍しい病気で生まれた、みっちゃん。お兄ちゃんたちのことも織り交ぜて、健常児・障害児の枠を超えて育児や日々のあれやこれやを綴ります。
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夏休み突入とあの頃の思い
いよいよ夏休みに入った。

昨年に続き,長男の部活の弁当作りも始まった。ただ,今年は,昨日の「夏の祭典」と29日のホール練習,31日のコンクールの日だけは早起きして作らなくてはいけないが,それ以外の日は後で届けてもいいことになった。これだけでも助かる。8月1日まで頑張って作るとしよう。
辞めたいと言いつつも早朝から夕方まで頑張る兄ちゃんのために。

さて夏休み初日の21日,パパもUPしていたが鹿屋の「エンジェルスマイル」なる超未熟児ちゃんとその家族の集まりに行ってきた。初参加だったが,会は4回目を迎えていた。(内容はパパのをご覧くださいませ。→http://blogs.yahoo.co.jp/tinylittleourangel/49890014.html)
今抱えている問題はそれぞれ違っても,かつてはみんな同じように,親と離れ,機械と白衣の先生,看護師さんに囲まれNICUの保育器の中で育った経験をもつ子達。みんなの笑顔は最高だった。今,生きているという,このことが素晴らしい!と思った。

今まさにお子さんがNICUにいらっしゃるという方ともお話できた。2時間かけて毎日会いに行ってみえるという。すごい!私は週に3日だった。お話しているうちにあの頃のことを思い出した。

産後初めておっぱいの搾乳をしたとき,どんなに痛みを堪えて頑張ってもおっぱいは数滴しか出なかった。「あの子にしてやれるのはこれだけなのに・・・どうして出てくれないの?」と一人病室で泣いた。

3日目に初めて連れていってもらえたNICU(大量出血のため陣痛室に戻され点滴が長引いた・・・輸血が必要なほどの数値だったと知ったのは後になってからのこと),入り口で涙が溢れてしまった。
感動の対面!と思っていたが,初めて見たわが子を,本当にこの子?ともう1度名札を確認してしまった私。母親なのに情けない。
元より子ども好きだと自分で思っていたが,長男次男の出産後に「私の母性って薄いの?」と思ってしまった経験がある。よくテレビなどの出産を取り上げた番組で,出産直後から感動と愛おしさで涙が止まらない方を見かけるが,私は出産を終えたとき,目の前に現れた赤ちゃんを見て,愛おしさより不思議な感じの方が大きかった。出産を無事終えた安堵感の方が大きかったような気がする。
私の中の母性は,子どもを抱っこしおっぱいをふくませ飲ませているうちにじわ~っと溢れてきて,それを繰り返す中で徐々に大きくなっていった。
そんな私なので,みっちゃんを初めて見たとき,実感が湧かなかったのかもしれない。長男と次男は生まれたときそっくりな顔をしていたのだが,みっちゃんはセッケルの特徴的な顔立ちをしていたため(その時は知らない),兄ちゃん達とは全然違う顔をしていた。頭は小さいとわかっていたけど,どうしてこんなに顔が違うのだろうとも思った。

それでも,沢山のコードをつけ今にも折れてしまいそうな体で寝ているわが子に必死にガラス越しに声をかけた。お母さんはここにいるよ,と。自分自身にも言い聞かせるように・・・。

1週間後貧血がひどく私だけ元の病院に戻って治療することになったので母乳は絞って冷凍し,夫に面会がてら届けてもらう日々を送った。

初めてみっちゃんに触れたのは1ヶ月以上たってからだった。保育器の中に手を入れ,私の指の太さほどしかない腕を優しくそ~っとなでた。人差し指で手の平をくすぐってみるとその指先を小さな手で握ってきた。「握る」というより「摑まる」ような感じだった。体中がかーっと熱くなり涙が溢れた。この瞬間,私の中で母性が芽生えたように思う。
そして,その母性は2ヶ月半後,初抱っこで急激に大きいものとなった。

私のようににぶい人はあまりいないのかもしれないが,後にテレビで見た他県のNICUで取り入れているカンガルーケア(どんなに小さな子でも出産直後呼吸がある程度落ち着いたら,たとえ短い間でも1度は母親の手に抱かせたり触れさせりするというもの)は,母子関係を築く上でとても意味のあるものだと思った。私の場合は全麻での帝王切開だったため,取り上げた後もオペは続いていたし私もしばらく眠っていたので無理だったかもしれないが・・・。
でも可能な状態なら,どんどん取り入れて欲しい,と思った。

初抱っこの日から,もっとたくさん会いに来たいという想いが大きくなったが,自分の体調,帰宅時に私がいないと不安がる長男,さびしさを出さず堪えている次男を思うと面会は週3回がやっとだった。どんなに遠くても毎日面会に行く方もいるのに・・・と思うと,自分が薄情な親に思えた。
「みっちゃん,よく笑うんですよ」そう看護師さんに教えてもらったものの,私が笑顔を見れたのは随分後だった。いつも世話をしてくれる看護師さんたちの方が,たまにしか来ない母親の私より近い存在だったのは当たり前。でも,なんだか淋しかった。

小さなことに一喜一憂し,いろんな思いが交錯していたみっちゃんの入院時代。思い出すと,もっと頑張って会いに行けばよかった,と思ったりもするが,退院後,時間をかけてだったが,みっちゃんは私を甘えられる母親として,夫を頼れる父親として,そして兄ちゃん達を遊んでくれる大好きな家族として認めてくれたように思う。今では,家族一の甘えん坊のみっちゃん。手を焼くことも多々あるが,あの頃を思いだし,今こうして家族として一緒にいられる幸せに感謝したい。

「エンジェルスマイル」(素敵でぴったりなネーミング)で改めてそんな思いに気付かせてもらった。
仕掛け人になってくれたまゆママさん,趣旨に賛同しお手伝いくださった先生やボランティアの方々に心からありがとう!

さあ,夏休みも予定が目白押し。今日は役員会だったし,明日は個人懇談,明後日はプールの監視当番で,その次は・・・とカレンダーを見ないと覚えきれない(>_<) 体調維持を第一に頑張ります!
皆さんも夏風邪,夏ばてにご用心!

長い話を読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
重い内容でしたね。ご容赦を!
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コメント

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こんばんは
みっチャンママさん、日記、泣きました~~。
今、まさに、その思いを抱えながらの日々。
細かい一つひとつの気持ち、乗り越えてきた、みっちゃんママさん、ホントに尊敬です。
みっちゃんママさんとお話できて、ホントによかったです。

忙しい夏休みになりそうですね。
でもでも、楽しい時間、作れるといいですね。

明日も暑いそうですが、お互い、元気に過ごしましょうね。
caco | URL | 2007/07/25/Wed 22:39 [EDIT]
cacoさんへ
cacoさんとお話しながらあの頃のいろんなこと思い出しました。みっちゃんとはできるだけ笑顔で会いたかったのですが,何度か泣いてしまったこともありました。なかなか強くはなりきれません。
尊敬していただけるような人じゃないんです。
cacoさんこそ毎日面会に行き,帰宅後は自分磨きもして,キラキラ輝いてて素敵です。

でも,もし言い知れぬ不安に襲われちゃったり,落ち込みそうになって,一人で乗り越えにくい時にはいつでも「弱音吐き出し口」としてメールでも何でもしてくださいね。もちろん,嬉しいお話,楽しいお話も大歓迎です!

では,猛暑が続いてますので,お体大切に!
みっちゃんママ | URL | 2007/07/29/Sun 23:05 [EDIT]
すんごい!!です
最初はどうしても受け入れることに時間かかるけど、今、家族の関わり方拝見してて、素敵な家族だな~って思ってます。

パパのとこで見る、みっちゃんの笑顔。
いい家族だからこそ!ですよ。

おべんとお疲れ様でした。

友香パパ | URL | 2007/08/06/Mon 01:24 [EDIT]
友香パパさんへ
コメントありがとうございました。奥様とは時々お話させていただいてますが,パパさんとは初めてですね。

みっちゃんは,生まれる前からなんらかの障害をもって生まれるであろうことがわかっていたし,何より生きて生まれてきてくれたことが嬉しかったので,いろんなことがわかるたびに,ショックは受けたものの食事が喉を通らないとか,何日も泣き明かすようなことはなく過ごしてくることができました。一晩泣いたら翌朝にはケロッ(受け入れてる),というのを繰り返してきたような・・・きっと図太い神経の持ち主なんでしょうね。
素敵な家族・・・そんな風に言っていただけると嬉しいです♪

友香ちゃんも生きにくさを抱えているようですね。まわりに理解してもらいずらいラインにいるだけに本人もご家族も苦しいことが多々おありだと思います。
もし,何かお役にたてることがあったら遠慮なくおっしゃってくださいね。

早起きとお弁当を届ける日々から開放されほっとしてます。
みっちゃんママ | URL | 2007/08/13/Mon 16:50 [EDIT]

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